債務整理の手続きは…『自己破産』『任意整理』『特定調停』『個人再生』の、４つに大別されます。
債務整理の手続きを、「弁護士」や「司法書士」などの《専門家》に依頼した場合…申請書類の作成や申立て‥といった、煩雑な作業を行う必要がありません。ただし、必要書類などを集めるのは、《債務者自身》ですが‥。
手続きを《専門家》に依頼しなくても、申立てを行えば、「取立て」は規制されます。しかし、規制されても「取立て」を止めない、ヤミ金業者などの《悪徳業者》もいるようです。
ところが(？)、《専門家》に依頼すると、依頼された《専門家》が債権者に「受任通知」を送付して…これ以降は、債権者が債務者に「取立て」をすることが禁じられます。
『自己破産』の場合、手続きを依頼された《専門家》は、債務者が確実に「免責許可の決定」を受けられるように手続きを進めます(プロですから‥)。実際、『自己破産』の手続きを《専門家》に依頼した場合…債務者自らが行うよりも、「免責許可の決定」が受けられる確率が高くなるようです。(心強い！！)
『自己破産』『特定調停』『個人再生』の申立てを行う際は、「裁判所」に収める…収入印紙代／郵便切手／予納金‥などの《実費》が必要です。この《実費》は、どの手続きを行うかによって異なります。そして、「裁判所」によっても、異なっています。
『任意整理』は、「裁判所」を利用しない手続きですから、「裁判所」に収める《実費》は必要ありません。
債務整理の手続きを、「弁護士」や「司法書士」などの《専門家》に依頼した場合…各事務所や債務者の個別事情によって異なりますが、一般的に、《実費》以外にも下記の費用と消費税がかかります。また、その他の実費が必要になる場合もあるようです。以下は金融庁のＨＰの数字です。
- 自己破産…300,000円～600,000円
- 任意整理…「着手金」—１社につき25,000円～40,000円程度、
「報酬金(過払金の返還を受けた場合)」—成功報酬
- 特定調停…数千円程度
- 個人再生…300,000円～600,000円
☆金融庁ホームページ『債務整理４類型』
→http://www.fsa.go.jp/policy/kashikin/manual/03.pdf
